「太らない間食」の最後の章でもご紹介しましたが、ガムはダイエットにすごく使えるものです。少し前に「ガムを食べると太る」という噂がネットで話題になったのですが、これは完全にガセです。ガムは1粒あたりのカロリーが5〜10kcalしかないので、ガムを食べて太るには相当な量が必要になってしまいますからね(笑)。糖分は含まれますが悪影響を与えるほどの糖分ではありませんので、ダイエット中におすすめできます。実際にTwitterなどSNSでも「お腹が空いた時にガムを食べてたら痩せた」なんて投稿をよく見かけます。ただ噛むだけでもいいですが、選び方が少しポイントになってきますので、ここではガムがもたらす影響や太らないガムの選び方をまとめてみました。
一度、食事の前にガムを噛んでみてください。すると食事が美味しくなくなるはずです。ミント系のガムを噛んだりするよ余計に食事が美味しくなくなることでしょう。ミントのような強い味が料理の味と混じってしまい、変な味になって美味しくなくなります。そして、ミント系の香りは食欲を抑えることができますので、結果的に食べる量を減らすという効果ももたらしてくれるわけです。さらにいうと、ガムを食べるときには噛むという行為が何度も行われます。
「ご飯はよく噛んで食べなさい」と言われて育った方も多いでしょうが、人は咀嚼(噛むこと)をすることによって満腹中枢が刺激され、お腹が満たされてくるのでただガムを噛んでいるだけで自然と空腹感が満たされることがあるのです。周りにバレなければ仕事中でもできますのでぜひ今日から実践してみてください。
ガムにも色々な種類があります。極端な話、日本のガムとアメリカのガムがあったとしたら確実に日本のガムを選んだほうがいいでしょうね(笑)。アメリカのガムって糖分がすごく多く、ダイエットにはとても適していると言えません。では、ガムはどうやって選べばいいのでしょう。
- ミント系のガムを選ぶ
先ほども触れましたが、爽快感のある味というのは食欲を抑える働きがありますのでまずはミント系の物を選ぶことを意識してみてください。ペパーミントやスペアミントと呼ばれる香料が配合されていると爽快感を感じやすいです。ただ、キシリトールは体質によってはお腹が緩くなる場合があると言われているので食べ過ぎには注意してください。商品名が「ブラック○○系」というガムも爽快感を感じやすいのでおすすめです。
- カロリー・糖分の低い物を選ぶ
ガムにもカロリーはあります。1粒、1枚10Kcal以下の物を選ぶようにしましょう。理想は5Kcal前後です。ガムの甘みは甘味料によるものです。甘味料には砂糖やブドウ糖、水飴が使わますが、これらはあまりいいとはいえないです。甘味料はできるだけキシリトールやマルチトールが配合されたものを選ぶほうがいいです。キシリトールは虫歯予防にもいいと言われていますし、人の体にとって安全な甘味料なので、安心できます。
- できるだけ“味長持ち”の物を選ぶ
普段からガムを食べ慣れている人であれば問題ないかもしれませんが、あまりガムを食べない人は味がなくなってしまうとすぐに吐き出してしまいますよね。少しでも食べ物を口に入れないためには味が長く続くガムを選んだほうがいいです。クロレッツXPの「オリジナルミント」「クリアミント」、アクオの「グリーンミント」「クリアブルーミント」あたりが味長持ちとして口コミで定評があります。
私たちの食生活は昔に比べると柔らかいものを食べる機会が多くなっていると言われています。柔らかいものばかり食べると1日の咀嚼回数(噛む回数)が減ってしまうことになります。柔らかいものだとしても咀嚼回数を減らさないことが大事になります。そこでガムの登場というわけですね。ガムも柔らかいものに分類されますが、ずっと咀嚼していられるのでそれだけ顔の筋肉を鍛えることができます。年齢とともに顔の筋肉(表情筋)は衰えてしまっていくもので、表情筋が衰えると顔がたるみやすくなってしまいます。ガムを噛むという行為が結果的に顔のたるみを引き締めるのに効果的だったりするのです。たるみはやがてシワの原因にもなりますので、女性にとってはアンチエイジングのような役割にも期待できるかもしれませんね。
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